12コウライニゴイ
在来種
生物分類 | 魚類 |
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目・科・属名 | コイ目コイ科カマツカ亜科ニゴイ属 |
英名 | Barbel steed |
学名 | Hemibarbus barbus |
別名・地方名 | キツネゴイ、ムギワラゴイ、イダゴイ |
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全長 | 40~70cm |
食性 | 雑食性 |
分布 | 中部地方から山陽地方、四国 朝鮮半島や中国、台湾 |
名前のとおりコイに似ているが、口が突き出ており下方に開く。体はわずかに平たいが円筒状に近く、体色は灰白色、背面は緑褐色をおび、腹面は白っぽい。口には1対のヒゲがある。
日本のニゴイは、従来ニゴイの1種とされていたが、近年ニゴイとコウライニゴイの2種がいることが分かった。コウライニゴイ特有の発達した下唇の皮弁は全長10cm程度にならないと判別できないため、10cm以下のニゴイとコウライニゴイの見分けはつきにくい。
湖や河川の中・下流域に生息し、流れのゆるやかな砂底を好む。雑食性で、水生昆虫や付着藻類を食べる。
産卵期は5~7月で、繁殖期のオスには追星(白いブツブツ)が現れる。産卵のために川をさかのぼり、直径3mmほどの不透明で粘着性のある卵を産む。仔魚は体側に黒いまだら模様が10個前後並んでいるが、成長すると消える。1年で約15cm、2年で約25cm、3年で約35cmから中には60cmまで成長する個体もいる。メスの方が大きくなる。