館長あいさつ

めだかの学校は、昭和63年に体験学習施設「めだかの学校」として開校後、平成19年の岡山市と建部町の合併を経て、現在、岡山市環境学習センター「めだかの学校」として運営しています。
民間の水族館のような豪華な設備はありませんが、めだかの学校には温泉水の中をメダカが泳いでいる「春の小川」、それにつながっている「ひょうたん池」など、他の水族館にはない自然がたくさんあります。
また、めだかの学校では淡水魚の展示だけでなく、子どもたちの環境学習の場として、年間を通じて様々な行事を実施しています。
今後も多くの方々に、岡山の自然に触れ合う機会を提供できるよう、魅力あふれる環境学習センターを目指していきます。

館長 武藤 邦夫

めだかの学校とは

めだかの学校から歴史と環境学習の必要性についてご紹介いたします。

歴史

発起
産官学の有志が集い、「めだかの会」を結成 定期環境座談会の開催(座長;鳥越良光・岡山商科大学教授)岡山市東川原に研究室を設置
昭和62年
第3セクターの株式会社「めだかの学校」を設立(代表取締役:徳元秀臣)
メダカを通じて、自然の大切さ、生命の尊さを学ばせる
昭和63年
建部町建部上に体験学習施設「めだかの学校」を開校
環境学習基本プラン「春の小川復活作戦」スタート
メダカを用いた環境学習「めだか教室」「めだか工芸教室」スタート
「めだか列車」「めだかバス」などの企画により、体験学習の実施
竹内哲郎氏の系統遺伝子「色つきメダカ」の保存養殖、販売
平成04年
名古屋市より視察研修。
「世界のメダカ館」開設に技術協力
平成06年
NTT福渡支店よりの寄贈機材を基に「旭川ミニ淡水魚水族館」併設 竹内哲郎氏の系統種より選抜されたメダカが、宇宙実験に使用される
この頃より、系統遺伝子メダカの無秩序な放流や劣等遺伝子(矮性奇形種)が問題になる
バイオテクノロジーの間口を狭め、環境学習を主体とする方向へ
平成09年
朝日新聞大阪本社の依頼による、「親子めだか教室」の開催(~平成13年)
平成11年
環境省レッドリストで、メダカが「絶滅危惧(2)類」に指定される
環境省自然保護局より、環境教育支援施設に指定される
財団法人建部町観光公社の運営施設となる
平成13年
「おもちゃの宿」、「ヨーグルト工房」が併設
建部町観光公社「やはたの里」として、リニューアルオープン
平成17年
建部町教育委員会支援の基、環境学習センターとして再整備
設立当初の「メダカを用いた環境学習」から、より多様な視点から、未来を担う子どもたちのための「持続可能な循環型社会の形成に資する環境学習」を実施するためのプランニングを行う
平成18年
建部町環境学習センター「めだかの学校」として再出発 → 建部町教育委員会所管の施設となる
平成19年
合併により岡山市教育委員会所管施設「岡山市環境学習センター」となる
  • ※現在、「めだかの学校」内では、メダカ、餌などの販売等は実施していません。
  • ※現在、ヨーグルト工房の運営は、別組織です。

環境学習の必要性

平成11年2月、環境省が「メダカ」を絶滅危惧種に指定したことは、多くの方々に衝撃を与えました。
それ以降、さまざまなメダカ保護の動きが全国各地で取り組まれるようになりました。

メダカが絶滅危惧種に指定されるよりも、ずっと以前から、私たちは昭和63年の「めだかの学校」開校以来、21世紀も生命あふれる水であって欲しいという願いから、「春の小川復活作戦」を続けてきました。
コンクリートの人工水路に、5年もの歳月をかけ、旭川の川泥を堆積させ、水草の植生を整え、メダカが産卵・冬眠の出来る環境を整えてやりました。
するとどうでしょう。メダカをはじめトンボ、アメンボ、ミズカマキリといった水生昆虫も、住み家に戻るように寄ってくるではありませんか。メダカの住める「春の小川」の復活です。

日本の原風景と呼ばれる「春の小川」で、小さな生物たちの生活に触れ、自然の大切さ、生命の尊さを家族みんなで考え、話し合うひとときにしていただければと思います。

活動紹介

めだかの学校は、岡山市環境学習センター「めだかの学校」が主催する環境学習の場となっています。
岡山市の小中学生、保護者を対象に、年間を通した環境学習プログラムを実施し、生き物や自然、また環境保全に対する意識の向上を図り、行動できる子どもを育成することを目的にしています。

めだか環境教室

めだか環境教室

めだかの学校では、主に小学生やその保護者を対象に毎月「めだか環境教室」を実施しています。
親子で自然活動を体験することができます。

親子環境学習サマースクール

建部の森や川をフィールドに、自然環境を学習し、山や川の連続性や自然の循環から私たちの生活を考えることを狙いとします。
自然体験活動を親子で体験し、環境学習を通じて親と子の絆を深めることもねらいの一つ。
建部の自然の中で、ヒトと自然の共生について考えます。

親子環境学習サマースクール

親子環境学習フォーラム

親子環境学習フォーラム

岡山市環境学習センター「めだかの学校」をはじめとする建部の恵まれた自然をそのまま学びの場として活用し、体験を交えて、親子で一緒に環境学習を行う機会として実施しています。

年間イベント

めだかの学校では、1年を通じて、たくさんのイベントが開催されています。
ぜひご参加ください!

基本情報

名称
岡山市環境学習センター 
めだかの学校
館長
武藤 邦夫
所在地
〒709-3142
岡山市北区建部町建部上609
駐車場
施設内:4台
八幡温泉郷駐車場
:普通車209台 バス6台
※駐車場代は無料
TEL
FAX
086-722-3100