24ムギツク

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在来種

生物分類 魚類
目・科・属名 コイ目コイ科ムギツク属
英名 striped shiner
学名 Pungtungia herzi
別名・地方名 クチボソ、ヨメツツキ、イチモンジ
全長 10~15cm
食性 雑食性
分布 福井県・岐阜県・三重県以西の本州、四国東部、九州北部、国外では朝鮮半島

 口もとから尾ひれまで1本の太くて黒い線があり、各ヒレがオレンジ色である。口が先端にあってとがっており、1対の口ヒゲもある。
 河川の中・下流域や用水路など、流れの緩やかな場所に生息している。雑食性で藻類などのほか、トビケラやユスリカなどの水生昆虫をつつきながら食べる。
 産卵期は5~6月で、石の下や岩の割れ目、水草などに卵を産みつける。
 しばしばオヤニラミやドンコなど、卵を保護する習性を持つ魚の巣に自分の卵を産み、卵を守ってもらう(托卵)行動をとるが、必ずしも全てのムギツクが托卵するわけではない。また、ギギはムギツクに托卵されることもあるが、反対にムギツクの卵をギギの子どもが食べることもある。