20ヌマチチブ
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在来種
生物分類 | 魚類 |
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目・科・属名 | スズキ目ハゼ科チチブ属 |
英名 | Japanese trident goby |
学名 | Tridentiger brevispinis |
別名・地方名 | ドンコツ、ドギ、ゴリ |
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全長 | 5~15cm |
食性 | 雑食性 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、沿岸地方 |
頭が丸く、体はずんぐりとしているが、尾ビレは縦に細長い。口は大きく、細かい歯を持つ。第一背ビレの上のほうに暗赤色の不規則な線がある。頭や体の側面に白くて小さな斑点模様がある。
チチブに似ているが、頭部側面の白い斑点がまばらであること、胸ビレの黄色の帯の中にオレンジ色の線があることなどでチチブと区別できる。
主に、河川の中・下流に生息し、流れの緩やかなところに多いが、底にれきや小石などのある平瀬にもいる。川と海を行き来する魚だが、川だけで過ごすことも多い。
雑食性で、主に藻類を食べる。
繁殖期のオスは婚姻色(こんいんしょく:繁殖期に現れる体色。オスのみ婚姻色に変化し、メスにアピールする。)の影響で、白い斑点模様は無くなり、真っ黒な体になる。産卵期は4~5月、オスが石の下やビン、缶などに産卵場所をつくり、メスを招いて産卵させる。オスは求愛行動として首を振って鳴く。
縄張り意識が強く、よく他の魚を追いかけ回す。