18テナガエビ
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在来種
生物分類 | 甲殻類 |
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目・科・属名 | 十脚目テナガエビ科テナガエビ属 |
英名 | Freshwater Prawn |
学名 | Macrobrachium nipponense |
別名・地方名 | カワエビ |
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全長 | 約10cm |
食性 | 肉食性 |
分布 | 北海道、沖縄諸島以外の日本全国 中国大陸北部 朝鮮半島 台湾 |
2本の長いハサミが特徴で、オスは体長よりも長いハサミを持つこともある。長いハサミは2番目の脚が変化したもので、内側に小さな1番目の脚が隠れている。
体長は約10cm。成体は全身が緑褐色や灰褐色をしている。
夜行性で、昼間は石の下や、水草の茂みなどに隠れている。曇りの日などの日差しが弱い時であれば、昼でも活動することがある。
縄張り意識が強く、自分の縄張りに他の個体が侵入すると縄張り争いを始める。2本の長いハサミを使って戦う。
肉食性で、水生動物や魚の死骸、イトミミズなどを食べる。一つの水槽に複数匹入れると、共食いをしてしまう。
産卵期は5~9月で、メスは直径約1mm以下の卵を1000~ 2000個ほど産卵し、腹肢(はらあし)に抱えてふ化するまで保護する。テナガエビ類はほとんどが両側回遊型(川で生まれて、海で成長した後、川に戻ってくる)で、海もしくは汽水域(海水と淡水が混じりあう水域)まで行かないと成長できない。
食用になり、塩ゆでや唐揚げで食す。県内でも漁業資源になっており、児島湖では増やすための取組も行われている。