7オイカワ

在来種

生物分類 魚類
目・科・属名 コイ目コイ科オイカワ属
英名 Freshwater minnow
学名 Opsariichthys platypus
別名・地方名 ハエ、ハヤ、シロハエ、シラハエ、アカヘロ、ヘロ
全長 15cm
食性 植物食にかたよった雑食性
分布 日本全国に広く分布(自然分布は関東以西の本州、四国の瀬戸内側、九州)、朝鮮半島、中国北部

 アユと並んで川釣りの代表的な淡水魚で、フナ類に劣らず生息数が多い。生息域は広く、河川の上流域から河口域まで生息する。
 体色は、体側から腹側は銀白色、背中は淡褐色や灰色を帯びた青色をしており、体側に淡いピンクの横じまが数本ある。カワムツやヌマムツに似ているが、体側に縦じまがないのが特徴。
 産卵期は5~8月で、オスは青緑色、紅色、黄褐色などの色が入り混じった鮮やかな婚姻色を生じ、タナゴ類にみられる婚姻色にも引けを取らない。また、頭部、尻ビレ、体側などに追星(白いブツブツ)が現れる。
 酸素欠乏や水質の変化に対してはやや弱く、比較的きれいで流速のある水域を好む。付着藻類を主食とするが、水面に落ちた昆虫も食べる雑食性。夕方ごろには一斉に水面でジャンプし、空中を飛ぶ虫なども食べる。
 冬の時期のオイカワは「寒バヤ」とも呼ばれ、釣り人に愛される。