27モツゴ
在来種
生物分類 | 魚類 |
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目・科・属名 | コイ目コイ科モツゴ属 |
英名 | stone moroko |
学名 | Pseudorasbora parva |
別名・地方名 | クチボソ |
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全長 | 約8cm |
食性 | 雑食性 |
分布 | 関東以西の本州、四国、九州(移入により関東以北へ拡大)、朝鮮半島、中国大陸 |
口が小さく頭部が細長いことからクチボソとも呼ばれる。ヒゲはない。
銀白色の体色で、体の中央に完全な側線(そくせん:水中で水圧や水流の変化を感じとるための器官)をもち、口から尾ビレの付け根に向かって、側線に沿ってくっきりと黒いしま模様があるが、すみかの影響や成長によって薄くなることもあり、個体によってはもともとないものもいる。
浅い池や沼など淀んでいる場所に多く見られ、汚れた水に強く、コンクリートの川にも住むことができる。
雑食性で、咽頭歯(いんとうし:あごに歯がない魚がエサを食べるために、喉の奥に生えている歯)で砕いて小型の水生昆虫やプランクトン、藻などを食べる。
産卵期は4~8月で、オスは木、ヨシ、石などを掃除して産卵するための場所を整え、縄張りをつくり、メスがひも状に産み付けた粘着卵をふ化するまで守る。婚姻色(こんいんしょく:繁殖期に現れる体色。オスのみ婚姻色に変化し、メスにアピールする。)は全身が黒くなり、側線に沿ったしま模様が見えなくなる。また頭と胸ビレに追星(おいぼし:繁殖期のオスの体にみられる白い小さな突起)が現れる。