30コウライモロコ
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在来種
生物分類 | 魚類 |
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目・科・属名 | コイ目コイ科スゴモロコ属 |
英名 | Pike gudgeon |
学名 | Squalidus chankaensis tsuchige |
別名・地方名 | モロコ |
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全長 | 10~15cm |
食性 | 雑食性 |
分布 | 濃尾平野以西の本州太平洋側、瀬戸内側(琵琶湖を除く)、朝鮮半島、中国東北部 |
細長い体をしており、口ひげが一対ある。体色は淡い黄褐色で、側線(そくせん:水中で水圧や水流の変化を感じとるための器官)に沿って緑色に光る縦すじがある。背中にはゴマを散らしたような模様がある。
流れの緩やかな河川下流域の砂の多い川底で群れを作って住む。
産卵期は6~7月、砂や泥底に卵を産む。分かりやすい婚姻色(こんいんしょく:繁殖期に現れる体色。オスのみ婚姻色に変化し、メスにアピールする。)は現れないが、オスの胸ビレに小さな追星(おいぼし:産卵期のオスの体にみられる白い小さな突起)が出て、ヒレ全体が白っぽく見えるようになる。
イトモロコとよく似ているが、イトモロコに見られる後頭部から背ビレにかけての盛り上がりが、コウライモロコにはない。同属のスゴモロコと比べると、体がずんぐりしていて、口が丸いのが特徴である。