29カマツカ
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在来種
生物分類 | 魚類 |
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目・科・属名 | コイ目コイ科カマツカ属 |
英名 | Japanese Gudgeon |
学名 | Pseudogobio esocinus |
別名・地方名 | ドウチン、スナホリ、スナモグリ、スナムグリ、カワギス、スナフキ、ロホウ |
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全長 | 15~20cm |
食性 | 雑食性 |
分布 | 静岡県以西の本州、四国、九州 |
体は細長く、口の周りが長く下に尖っている馬のような顔をしている。1対の口ひげがあり、口唇にはブラシのようにたくさんの乳頭突起があり、吸盤状になっている。背中は青っぽい黄褐色、腹側は白色。背面と側面に黒色の丸い模様とたくさんの水玉模様があり、川底の砂に紛れて敵から身を隠す。
流れの緩やかな砂や小石の多い川で、底に腹をつけて這うように泳ぎ、砂にも潜る。雑食性で、下を向いた口で川の底にいる水生昆虫などを砂ごと吸い込み、砂だけを吐き出して食べるという、珍しい食べ方をする。
産卵期は5~7月で、オスの口まわりや目のまわりに追星(おいぼし:産卵期のオスの体にみられる白い小さな突起)があらわれる。砂の中に卵を産みつけ、卵は川の流れを下りながら、砂や小石、藻類に付着する。
ツチフキ、ゼゼラとは体の特徴がよく似ているが、頭部の形状で見分けることができる。