旭川淡水魚ずかん

　口ひげが１０本あり、そのうち６本は上くちびるにある。個体差はあるが、背中側に斑点模様がある。
　川や沼の底などの泥がある場所に好んで生息している。泥に隠れるために、体の色が茶色い。泥や砂の中にいつも潜っているため、泥や砂により体が傷つくことを防ぐために、体の表面にぬめりがある。
　雑食性で昆虫や藻類などをよく食べる。常にエサを探して口を動かしている。
　ドジョウは、ふだんは他の魚と同じようにエラ呼吸をしているが、時々、腸呼吸（ちょうこきゅう）をすることがある。腸呼吸とは、水面に顔を出して、口から直接、空気を取り込む呼吸のこと。ドジョウは、泥の中にいることを好むため、水の中に酸素が少ない環境で生息しているが多く、酸素不足を補うため、腸呼吸をおこなっている。体に取り入れた空気から腸で酸素を吸収した後に、使い終わった空気をおならとして肛門から出す。
　食用魚として郷土料理などに用いられており、養殖がおこなわれている。