2カダヤシ
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外来種特定外来生物
生物分類 | 魚類 |
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目・科・属名 | カダヤシ目 カダヤシ科 カダヤシ属 |
英名 | mosquito fish |
学名 | Gambusia affinis |
別名・地方名 | タップミノー |
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全長 | 3~5cm |
食性 | 雑食性 |
分布 | 福島県以南の本州、四国、九州、南西諸島、小笠原諸島 |
見た目はメダカによく似ているが、カダヤシはメダカよりも尾ビレが丸いことや、尻ビレの基底(ヒレの端から端までの距離)が短いため、見分けることができる。また、メダカほど頭の後ろは平たくない。
メスの体外でふ化するメダカと異なり、カダヤシは、メスの体内でふ化し、稚魚になって生まれてくる。オスの尻ビレは生殖器として機能し、細長く変形して前後に動くようになっている。妊娠したメスのお腹には濃紺色の斑点模様が現れる。メスのほうがオスよりも大きくなり、メスで約5cm、オスで約3cmになる。生まれてから約3か月で成熟する。
元々はアメリカ・メキシコの大西洋側に生息していたが、蚊の幼虫を退治するために全世界に放流された。日本でも1970年頃から放流が始まり、全国各地へ広がった。和名カダヤシ(蚊絶やし)は、その背景から名付けられている。
用水路、池などの流れが緩やかな場所を好み、水の汚れに強い。また塩分にも強いことから塩田の水路などにも生息している。しかしながら寒さには弱いため、岡山県内では温かい排水が流れ込む南部の一部の用水路にのみ、生息が確認されている。
攻撃的な性格をしており、日本の在来種であるメダカを攻撃したり、稚魚を食べてしまうことから「特定外来種」に指定されている。